お湯で溶けるタイプのコーヒー(NHK用語)とは

NHKニュース7を見ていたら、消費税増税に関するニュースの中で「お湯で溶けるタイプのコーヒー」とNHKのアナウンサーが発言していました。
普通にインスタントコーヒーでいいじゃないかと思いましたが、これもNHK用語なんですね。

番組で画面に映っていたのはネスレの製品でした。
なぜインスタントコーヒーという言葉を使わなかったかと言うと、ネスレが新製法で作った可溶性の粉末コーヒーをレギュラーソリュブルコーヒーと名づけて売り出したからです。
レギュラーでもなく、インスタントでも無いという事でこの名前を使っていたようです。
しかしレギュラーコーヒーと混同されるということで業界団体がその名称を使えないよう自主ルールを定めるもネスレは業界団体を脱退するなど争いが続いています。
「ネスカフェ ゴールドブレンド」や「ネスカフェ エクセラ」といったこれまでインスタントだった商品に突如レギュラーという名称が入るややこしさは否定できませんね。

NHKではこの微妙な立場の商品をどちらかに肩入れすることなく番組で使用するため、「お湯で溶けるタイプのコーヒー」と表現することにしたようです。